ノルバスクによる治療と手術が必要な腎血管性高血圧症

現代社会において高血圧としてよく知られているのは本態性高血圧であり、生活習慣のあり方に問題があって生じているというのが典型的です。ノルバスクは本態性高血圧の治療によく用いられる降圧剤です。降圧作用が高いことに加えて、使用してきた経験が多いことから、降圧が必要となった際にはまずノルバスクから始めるということを考える医師が多いのが実情です。ノルバスクはカルシウム拮抗薬の一つであり、血圧以外に影響するパラメーターが少ないことから多くの疾患を持っている患者にも使えることが多いというのもよく用いられる理由となっています。本態性高血圧ではこういった降圧治療に加えて生活習慣の改善を行っていきます。一方で、二次性高血圧と呼ばれる基礎疾患があることによって高血圧が引き起こされているものあります。中には治療に手術を必要とするものもあり、腎血管性高血圧症はその一つです。腎血管性高血圧症では腎動脈が狭くなることによって腎臓に血液が十分に供給されなくなり、その応答として血圧を上昇させる応答が起こることによって高血圧が引き起こされるものです。腎血管性高血圧症では動脈硬化や線維筋性異形成、大動脈炎症候群といった疾患が原因となって生じることが一般的とされています。その基本的な治療は経皮的腎動脈形成術がと呼ばれる手術が行われます。カテーテルを入れて風船を腎臓で膨らませることにより物理的に血管を押し広げ、そこにステントを入れることで血流を確保する手術であり、これによって血流が正常になれば高血圧が改善することになります。こういった疾患でも降圧剤が使用されますが、腎血管性高血圧症の場合にはその高血圧になるメカニズムから、ACE阻害剤やARBが用いられるのが一般的です。